離職せず継続して働いた場合に得られるもの

離職せず継続して働いた場合に得られるもの

職場を変えながらもナースという仕事から離れることなく働き続けることで得られるメリットとは何でしょうか。ここでは定年までキャリアを継続するメリットをまとめていきます。

キャリアが継続できる

男女平等社会の日本では男性も家事や育児に積極的に参加するように言われていますが、結婚後の家事や育児の負担は男性よりも女性の方が多くなっているのが現状です。結婚や出産、育児などでライフスタイルが変化し、働く時間を変えたり夫の転勤などで勤務地を変更したりなど、女性の方が働き方を変更することが多いため、キャリアの継続が難しくなってしまいやすいです。そのため、中には離職を選択する人もいますが、ナースは看護師免許があれば働く時間や勤務地に関係なくどこでも働くことができます。
働き方を変えてもキャリアを継続すれば世間一般の女性よりも多くの給料が得られるため、生涯賃金も多くなります。ナースの一般的な平均年収である500万円で計算してみると、定年まで働いた場合は約40年間働いたことになるため、単純に計算しても得られる生涯賃金は、年収500万円×40年=2億円です。キャリアを継続することでこれほど多くの生涯賃金を得ることができるなら、離職するよりも働き方を変えてでもキャリアを継続した方がいいでしょう。

老後も安心

日本に住んでいる20歳以上の人には厚生年金や国民年金の加入が義務付けられています。年金は毎月の給料から天引きされていますが、給与によってその額は異なります。当然、納める額が違うと受け取る年金の額も違うわけですが、平均よりも給与の額が高いナースは多く納めているため受け取る金額も多めになります。働き続けることは大変ですが、離職した人よりも多くの恩恵が受けられるので老後も安心して生活できます。

アイデンティティが確立できる

人間には他人から「認められたい」と強く願う承認欲求があります。承認欲求はモチベーションの元にもなる大切なものです。高校生のアルバイトやAIではできないナースの仕事・キャリアを他人から求めてもらうことで「人の役に立つことができる」「社会のためになれる」「自分は他人に尊重される人間」といった充実感や達成感を得ることができます。ナースとして働き続けることでこの充実感や達成感は自信やプライドへと変わり、自身のアイデンティティの確立にもつながります。
看護師は女性の割合が多いため、結婚や出産、夫の転勤などで離職してしまう人も少なくありません。ですが、最近は働き方の多様化や看護師協会のサポートなどもあり復職する人が増えています。復職の事情は人により違いますが、家庭の事情だけでなく自己肯定感を求めている人も多いのではないでしょうか。

定年まで看護師でいたい

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