ずっと同じ職場に勤めた場合に得られるもの

ずっと同じ職場に勤めた場合に得られるもの

定年まで同じ職場で働き続けるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは退職金の仕組みについても触れながら、職場を変えないメリットについてまとめていきます。

退職金のS字カーブ

職場を退職するときにもらえるお金のことを「退職金」と言います。退職金には勤務年数に応じて額が決まる年功型と退職時の役職で額が決まる成功報酬型がありますが、ナースは勤続年数を元にして計算されることが多いので、年数が長いほど退職金の額が大きくなる傾向があります。厚生労働省が発表している平均退職金額の比較によると、退職金は右肩上がりではなく、最初の10年間は金額が横ばいで、勤続15年からは急上昇していることが分かりました。これは「退職金のS字カーブ」と呼ばれる現象で、後半に急に高くなるのが特徴です。
職場を変えると勤続年数がリセットされるため、同じ職場で定年まで働き続けた方がより高い退職金を得ることができる、ということです。

より多くの退職金がもらえるのは?

厚生労働省のデータから勤続年数ごとの退職金を見ていくと、1年目は96,000円、5年目は570,00円、10年目は1,650,000円ですが、15年目以上になると3,100,000円、20年目は5,880,000円、30年目は14,025,000円とかなり高額になっています。つまり、ナースのキャリアが同じ40年でも、10年スパンで職場を変えた場合と若いときに数年単位で10年間転職を繰り返した後に同じ職場で30年働いた場合では、同じ職場で30年働いた方がより高額な退職金をもらうことができる、というわけです。

環境の変化が少ない

ナースの仕事は場所が変わっても基本的には同じ内容ですが、病院が変われば仕事のやり方も変わりますし、医療や看護を取り巻く制度はどんどん変わっています。病院を変えるたびに独自のやり方を覚えなければなりませんし、ブランクがある人にとっては新しい治療や技術を習得したり、新しい薬品名や電子カルテの使い方を覚えたりなどブランクの間に変容してしまった環境に対応しなくてはいけません。
しかし、同じ病院で働き続けている人は何か変更があっても少しずつアップデートしていくだけですむので、大幅な変容を求められることはないでしょう。
年齢を重ねるごとに記憶力は低下してきます。20代や30代ならすぐに覚えられたことも40代や50代になると覚えにくくなるため、新しい技術や治療に対応するのも時間がかかってしまいます。職場を変えると、そのたびに人間関係を構築し、病院ごとの独自のルールも覚えなければならない、といった負担もあります。

定年まで看護師でいたい

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